柴田ゼミは


 柴田ゼミは平成7年に創立し、今年で28年目を迎える私塾です。開設当初10年間は、富雄教室では公立の小中学校に通う子ども達を中心に国私立の中学入試や公立高校の入試に取り組んでいました。また西大寺教室では専ら私立東大寺学園に在籍する中高生に特化した授業を行っていました。開設11年目以降は、富雄の本部教室にスタッフを集中して私立帝塚山学園の小中高生を中心に東大寺学園、奈良学園、奈良学園登美ヶ丘などの私学に対応した授業を展開してきました。

 現在では塾生の多くが私立や国立の小中高校の在籍者になります。ですから受験指導も少し変わっていて小6では内部進学希望者が多く、また年によっては帝塚山クラスと奈良学園登美ヶ丘クラスといったクラス分けをして対応しています。多くの私学の内部進学の場合、入試日程がほとんど12月までに終了しますので、1月の授業は受験終了組の中学準備講座と外部受験組に分かれて実施するなどしています。高校入試は時々(3年間に2~3名くらい)外部進学希望者がいれば指導するといった感じで少人数です。大学受験では毎年少人数ではありますが、生徒のタイプ、希望にあわせてAO入試や推薦入試、一般入試と幅広く対応しています。


小4から高3まで


 柴田ゼミでは小4から高3までの生徒たちが在籍しています。長い期間を一人ひとり見させていただいていますので、例えば小学生の算数で出てくる単元が次に中学の数学ではどう扱われ、高校数学でどう発展するか?といったことまで踏まえての指導が可能になります。柴田ゼミの卒業生たちの中には小学生の頃には受験算数が苦手だったけれど、だんだん得意になって理系の学部に進学したといった生徒も結構います。中には小学生時に、算数が苦手で集団での授業以外に個別でも補習していたのに、中学高校とどんどん数学が好きになって、やがて理工学部数理科学科に進学したというケースまであります。本人が根気よく頑張った結果だと思います。

 また、それだけ長くお預かりしますので関係も密になり、私立大学のAO入試対策などの際に2000~4000字の論文指導なども可能になり、少人数ではありますが毎年のように京都大学や慶応、早稲田、関西学院、同志社、立命館、関大などの難関大学に合格実績を出すことが出来ていると思います。

 2020年の大学入試制度改革を経て、わずか25年あまりの間に塾の指導形態は大きく変化してきました。しかし入試の実際に合わせて、まだまだ変わっていかなければならないと考えています。

 私たちは、近鉄富雄駅北側すぐのビルの2階で、『小規模な面倒見の良い塾』を心がけて運営しています。そして大きく変化しようとしている日本の教育改革に対して、小粒ながらもアーリーアダプター的な存在でありたいと考えています。